映画感想につきましてはネタバレを含まないようにし、ストーリー紹介も最小限にしています。「何を見るか」選ぶ参考にしていただければ幸いです。

ホラー・サスペンス映画 映画感想

イノセント・ガーデン 55点 ネタバレ無し感想

更新日:

(C)2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved

原題:Stoker
製作年:2013年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
映倫区分:PG12
監督:パク・チャヌク
製作:リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン
製作総指揮:ステーブン・レイルズ
キャスト:ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グード、ダーモット・マローニー、ジャッキー・ウィーバー
(以上、映画.comより)

(あらすじ)
大きなお屋敷に暮らす少女インディア(ミア・ワシコウスカ)は、18歳の誕生日を迎えた。しかしその日に父親を事故で失い、入れ替わりのように現れたのは行方不明になっていた叔父だった。そしてその時から、インディアの周りで不可解な事件が起き始める・・・。


55点/100点


雰囲気系サスペンス映画。全体的に綺麗な風景に綺麗な役者。とにかく画面は綺麗だ。そしてお洒落な音楽や演出。ただちょっと、真っ白なワンピースだとかピアノの連弾だとか、ちょっと少女趣味すぎるというか、そういったものが苦手な人は苦手な映画だろうなと思う。

脚本を担当したのはドラマ「プリズン・ブレイク」の主役、マイケル・スコフィールド役を務めたウェントワース・ミラー。この超絶イケメン俳優、脚本もできたのだ。なお、この映画はウェントワース・ミラーの初脚本映画であり、その後「フォービドゥン/呪縛館」という映画の脚本も担当した。今後は俳優、脚本、どのようなバランスで仕事を進めていくのか気になるところである。

さて、この話が重視しているのは雰囲気作りなのであろうし実際に雰囲気は出ている。惜しむらくは、それがあまり効果的に働いていないことだ。最後にそこそこ面白いオチが用意されているのが問題がある。そのオチに向かうために綺麗な雰囲気を保ちつつ様々な伏線が張られているが、それが話の筋から浮きすぎているのだ。オシャレアピールとしても演出なだけなのか、物語の重要な伏線なのかが分かりづらい。まあ、最後に一応全部繋がるといえば繋がるのだが…結局のところそれらがあからさますぎるため、逆に説得力がなくなってしまっている。これが大変致命的で、良い終わり方なのにも関わらず、視聴後の満足感も微妙なものになってしまった。

キャストとしては、登場人物の数自体がとても少ないものの、よい役者が揃っている。何より、主演のミア・ワシコウスカがとても可愛い。幼い雰囲気の衣装を着ている事もあり、役である18歳よりも若いようにも見えてしまうミア。しかし恐らく撮影したのは21歳か22歳の頃であろう。いわゆる合法ロリ…。他の役者との身長差が目立つということも、そう見えてしまう要因の一つである。ミア・ワシコウスカの身長は162cmとハリウッド女優としては小柄であるが、母親役のニコール・キッドマンは180cm、叔父役のマシュー・グードは187cm。まさに、小さく見えるわけである。とにかく、可愛いからいいのだ。彼女を見る目的というだけでも視聴する価値はあると言える。

総じて、いいものが揃っているが絶妙に噛み合っておらず、色々と「もったいない」映画であると言える。観る価値があるかないかと言えば、あると断言していいだろう。注意点としては、男女関係のシビアな描写やミア・ワシコウスカのセクシーなシーンがあるということ。家族団らんで観るのはあまりお勧めできない。

なお、原題のStokerというのは、主人公インディアの苗字。血筋が重要なファクターとなる映画なので、このタイトルになったのかなと思われる。




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